皆さんはお祭りの屋台で売っている「りんご飴」、食べたことありますよね?
屋台で見ると、赤くツヤツヤに輝いていて、子どもの頃はあの見た目だけでテンションが上がったものです。カリッとした飴の食感と、シャキッとしたりんごの酸味の組み合わせは、他のお菓子にはない特別感があります。
でも最近はお祭りに行ける機会が減ったり、あっても並ばないと買えなかったり…。
「家でもあの味を再現できたらなぁ」と思ったこと、ありませんか?
実はりんご飴って、意外と材料も少なくてシンプルなんです。ポイントさえ押さえれば、自宅のキッチンで屋台の味を再現できちゃいます!
今日は「おうちで作るりんご飴」のレシピを、失敗しないコツと一緒にご紹介しますね。
りんご飴を作る材料
まずは材料から。とってもシンプルです。
小ぶりのりんご … 4個
砂糖 … 200g
水 … 50ml
食紅(赤) … 少々(なくてもOK)
割り箸や竹串 … りんごの数だけ
基本はこれだけ!
屋台のような真っ赤な見た目にしたいなら、食紅を入れるのがおすすめです。最近は自然由来のカラー粉も売られているので、安心して使えますよ。
りんごは大きなものよりも小ぶりサイズがおすすめ。大きすぎると飴がけが難しい上に食べにくいので、スーパーで売っている「姫りんご」や小玉のりんごがベストです。
作り方の手順
では早速、作り方を見ていきましょう。
1. りんごを洗って水気をしっかり拭く
まず大事なのが、りんごの下準備。
りんごの表面にはワックスや水分が残っていることがあります。そのまま飴をつけると、飴がはじかれてしまってきれいにコーティングできません。
なので、りんごをよく洗ったあと、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ってください。
そして割り箸や竹串をりんごの芯にグッと刺しておきましょう。持ち手になる部分はしっかり差し込んでおくのがポイントです。
2. 飴を作る
鍋に砂糖と水を入れ、中火にかけます。
ここで注意!絶対にかき混ぜないでください。混ぜてしまうと砂糖が結晶化してザラザラになり、きれいな飴にならないんです。
グツグツと泡立ってきたら、そのまま透明感のあるシロップ状になるまで煮詰めます。
ここで食紅を加えると、あの屋台風の赤いりんご飴になります。
3. 飴の温度をチェック
飴作りで失敗しやすいのが「煮詰めすぎ」か「煮詰め足りない」こと。
目安は150℃前後(ハードクラック状態)です。⭐️温度計がある人は使うと安心ですが、ない場合は「コップに入れた冷たい水飴をに一滴落として固まるかどうか」で確認できます。※コップなどに入れた冷たい水に飴を落として、カチッと固まったらOK。
まだ柔らかい場合はもう少し煮詰めてください。
4. りんごに飴を絡める
鍋を傾けて、りんごをくるっと回しながら飴を絡めていきます。
全体に均一にコーティングしたら、クッキングシートを敷いたバットの上に置いて冷まします。
数分で飴がカリッと固まって、屋台で見るようなツヤツヤのりんご飴に!
作るときのポイント
りんご飴は簡単そうで、実はちょっとした工夫が仕上がりを左右します。ここで失敗しないためのポイントをまとめておきます。
◯りんごは必ず水気を拭き取る
→ 少しでも水分が残っていると、飴が均一につかず失敗のもと。
◯飴は絶対に混ぜない→ 混ぜると結晶化してザラザラになる。自然に溶かすのがコツ。
◯飴の温度をしっかり見極める
→ 柔らかすぎるとベタベタ、大人しく待ってしっかり150℃まで。
◯りんごは小さめが食べやすい
→ 大きいと飴が厚くなり、食べにくい。小玉サイズがベスト。
◯作ったら早めに食べる
→ 時間が経つと飴がベタベタしてしまうので、その日のうちに食べ切るのがおすすめ。
アレンジの楽しみ方
せっかく手作りするなら、ちょっとアレンジして楽しむのもいいですよね。
☆カラーチョコスプレーをまぶす
→ 飴が固まる前にトッピングすれば、カラフルでかわいい仕上がりに。
☆シナモンシュガーを振る
→ 大人向けの風味に。紅茶やコーヒーと相性抜群。
☆ブドウやいちごでも作る
→ 小さい果物だと一口サイズで食べやすい。特にいちご飴は人気!
まとめ
お祭りの屋台で食べる「りんご飴」。
実はおうちでも、材料は砂糖と水とりんごだけで再現できちゃいます。
飴は混ぜないで煮詰める
りんごの水気をしっかり取る
飴の温度を見極める
この3つのポイントを押さえれば、ツヤツヤでカリッとした屋台の味が完成。
食べた瞬間、カリッ → シャキッ → ジューシー!の三拍子が味わえて、まさにお祭り気分です。
子どものおやつやイベントはもちろん、大人になってから作ってみても楽しいですよ。
「屋台の味を家で作れるなんて!」と感動すること間違いなし。
ぜひ次のお休みに、チャレンジしてみてくださいね。